「離婚」「弁護士」などといったキーワードで検索をかけると、「離婚に強い弁護士」というサイトが多く表示されます。
そのようなことも影響しているのでしょうが、私の事務所にお問合せをいただいた方から、「先生は離婚事件に強いですか?」といったご質問をされることも少なくありません。虎ノ門、川越、熊谷のどの地域でも同じようなご質問をいただきます。
一般の方からすると、医師に内科、外科、眼科、皮膚科・・・などといった専門があり、専門外の分野は基本的に扱われないのと同様、弁護士にも専門があり、離婚事件を専門としていない弁護士は離婚事件を扱えないのではないか、という思いがあるのかもしれません。
そのお気持ちはよくわかるのですが、弁護士の業務は医療ほど専門化されておりませんので、上記のようなご心配は必要ありません。そして、少なくとも離婚事件に関していえば、一般的な弁護士(ビジネスに特化しているような弁護士以外の普通の弁護士)でしたら、対応できない弁護士はいないのではないかと思います。
それよりも、むしろ重要なことは、その弁護士の能力が高いか、低いか、だと思います。いくら自分で「離婚事件に強い」「男女問題に強い」などといってみたところで、その弁護士の能力が低ければ、依頼者にとって全くメリットはありません。
なお、「先生は離婚事件に強いですか?」という上記のご質問に対して、私は、通常、以下のようにご回答しています。
「直接ご相談にいらしてください。そうすれば、お分かりいただけると思います。」
最後に、能力のある弁護士の見分け方は難しいと思いますが、見分けるヒントが全くないわけでもありません。これについての私の考えは、また改めて記載したいと思います。