★顧問契約のデメリット

 

顧問契約のデメリットをあえて挙げるとすれば、顧問料かもしれません。

 

顧問契約の場合、顧問料を契約期間の始まる前に1年分まとめてお支払いいただくか、あるいは、分割払いをご希望の場合、前月の末日までにお支払いをいただくことになりますが、いずれにしても、具体的な相談等の有無に関わらず、顧問料は発生します。

 

それでも、利益の出ている企業様や個人事業者様であれば、必要経費として確定申告の際に計上することは可能ですから、「税金払うんだったら、顧問料として支払っておいた方が安心でいいや。」とおっしゃる社長さんもいらっしゃいます。

 

また、顧問弁護士を抱えているということは、御社のコンプライアンスに対する姿勢の現れともいえますので、そのことは積極的にアピールしていただいていいと思いますが、そのように考えますと、顧問料は一つの宣伝広告費のような機能を結果的に果たしているともいえるでしょう。

 

そして、顧問料は、いざというときのための保険料とも捉えられますから、仮にご相談等がなかったとしても、デメリットとまではいえないかもしれないですね。