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「弁護士による宇宙ビジネスガイド」が発刊されます!

 

かねてよりこのブログでもお伝えしておりました宇宙法の本、「これだけは知っておきたい!弁護士による宇宙ビジネスガイド~New Spaceの潮流と変わりゆく法~」(第一東京弁護士会:同文館出版)が、宇宙活動法の施行日である平成30年11月15日に発刊されることとなりました!

 

この本は、「第一東京弁護士会 総合法律研究所 宇宙法研究部会」の会員有志が共同で執筆したもので、私もごく一部ではありますが、共同執筆者の中に名前を連ねさせていただいております。

 

今回、私自身は久しぶりの執筆となりましたので、本を出版するにあたって感じたことを改めて振り返ってみたいと思います。

 

本が出版される場合、それを書く執筆者が必要なことはもちろんなのですが、執筆者と同じか、むしろそれ以上に重要な役割を担う裏方の存在が必要となります。今回出版される「これだけは知っておきたい!弁護士による宇宙ビジネスガイド~New Spaceの潮流と変わりゆく法~」では、同文館出版様のご担当者と“編集事務局”(会員の若手弁護士)の皆さんに、その重要な役割を担っていただきました。

 

例えば、このような素敵な表紙は、執筆者だけでは当然作りあげることなどできませんから、出版社のご担当者のお力添えがあってこそ、ということになります。また、本の内容についても、各執筆者が原稿を書けばすぐに本ができ上がる、というものではありません。この本に関していえば、編集事務局の皆さんによる膨大な事務作業に支えられて発刊できたということになります。

 

ここで、この本について少し具体的なお話をします。この本は、通り一遍の宇宙法の解説に終始しているというものではなく、現実のものとして動き出している宇宙ビジネスそのものについて考察を加えながら、宇宙ビジネスと宇宙法との関係、そして、「国際宇宙法」及び「日本の宇宙法」についての解説がなされており、素敵な表紙にも負けない充実した内容になっていると思います。しかも、この本のコンセプトは、宇宙の専門家ではない学生や一般の方々に、宇宙ビジネスに不可欠な宇宙法の全体像を把握していただくための入門書を目指していますから、その高度な内容からは想像できないほど読みやすくなっていると思います。

 

このような本を制作するためには、各執筆者がそれぞれの役割を果たして、いい内容の文書を作る必要があるわけですが、それだけでいい本が出来上がるというものではなく、「共同執筆」特有の問題があったりもします。といいますのは、できあがった原稿には、各執筆者ごとの“クセ”のようなものがどうしても現れてしまい、そのままでは本としての一体感が薄れてしまうのです。

 

そこで、各執筆者が書き上げた原稿を一定のルールに従って調整していくという作業が必要になるのですが、今回、その作業を担ってくれたのが編集事務局の皆さんでした。この作業は、すべての原稿を端から端まで丹念に確認して事細かに調整していくというものであり、それはそれは気の遠くなるような作業だったと思います。編集事務局の皆さんは、日々の過酷な弁護士業務(本業)に加えてこの作業を担当してくださっていたので、その大変さは想像を絶するものだったはずです。本当に頭が下がります。 

 

ただ、私の過去のブログでも取り上げましたとおり、今回編集事務局に抜擢されたメンバーはとても能力の高い優秀な弁護士たちでしたので、その重責をきちんと全うし、表紙にも負けない素晴らしい内容の本に仕上げてくれました。彼らの仕事なくして今回の出版はあり得ませんでしたから、執筆者の一人として、改めてお礼を言いたいと思います。

 

発刊を間近に控えて、一刻も早くこの本をご紹介したいという思いから急きょブログで取り上げてみました。このブログの文書はなんだかよくわからないかもしれませんが(苦笑)、「これだけは知っておきたい!弁護士による宇宙ビジネスガイド~New Spaceの潮流と変わりゆく法~」は、宇宙法や宇宙ビジネスがとてもよくわかる本ですので、是非一度お手に取ってみていただければと思います。

 

 

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