すっかり春らしくなってきましたね。
ご無沙汰しております、弁護士の吉村です。
本日も宇宙法研究部会が開かれました。本日は平成31年度の最初の部会でしたので、部会長及び副部会長の選任手続きが行われました。そして、部会長には、宇宙法研究部会の中心メンバーである高取弁護士が今年度も選任され、副部会長には水島弁護士と伊豆弁護士という、当部会の両エースが改めて選任されました。この皆さんは、同じ弁護士なのであろうかと思うほどの実力、実績を備えておられる弁護士で、当部会を名実ともに牽引している存在です。そういうわけで、まぁ私個人としましては、彼らと一緒の部会に所属できているだけで嬉しい、というミーハーな感想が出てきてしまうんですよね^^
年度初めの一連の事務連絡などが終わった後は、いつものとおり、部会員からの調査報告が行われました。本日のテーマは“宇宙太陽光発電”。宇宙太陽光発電には複数の方式があり、宇宙空間において、太陽光エネルギーをマイクロ波又はレーザーに変換して地上に伝送し、電力として利用するシステムなどが研究されているそうです。
正直にいいまして、凡人の私の中には???が並び、技術的な部分につきましては、なかなか具体的なイメージが作れませんでした。もっとも、その仕組みはどうあれ、このような発電システムが実際に運用できるようになりますと、CO2の排出量を少なくできることや、電力を必要とする地域へ無線で送電できることになるそうですので、そのメリットが極めて大きいということはわかりました。
最近ではコードをつながなくても充電できる機械があったりもしますが、ただ、どうも私には、電力を無線で飛ばす?ということの理解が難しく、なかなか実感をもちにくいというのが本音といったところです(-_-;) まぁ、文明の利器については、その仕組みを知らなくても、その使い方さえ分かっていればいいわけですし、ましてや、我々法律家は、その使用中に生じるかもしれない利害衝突を、どうやって調整するかさえ考えていればいいはずだ!と、心の中で自己の理解力不足に対する言い訳を考えながら調査報告を聴いておりました(笑)。
宇宙法研究部会には、上記の部会長、副部会長はもとより、今日の調査報告をしてくださった先生や、宇宙産業の実務に携わってこられた先生方など、宇宙に関連する様々な分野において多くの知識・経験をおもちの部会員が多数所属されており、部会内での知識共有や今後の議論が楽しみであることはいうまでもありません。
ただ、宇宙法研究部会は第一東京弁護士会の機関である、総合法律研究所に帰属する組織であるため、当部会への参加は、第一東京弁護士会に所属している弁護士でないと認められないようです。そのため、我が宇宙法研究部会には、もともと他の弁護士会に所属されていたけれど、第一東京弁護士会に登録換えをして参加している先生もいらっしゃると聞きました。私自身が、部会の皆さんに有益な情報を提供できることはないので偉そうなことはいえませんが、この部会で触れることのできる最先端の情報や有益な議論への参加のために登録換えをされたとしても、決して無駄ではないだろうなぁと思います。
今回は、少々記事のボリュームが大きくなってしまいましたので、このくらいにしておきます。本当は、近日中に出版される予定の、親子に関連する法分野の本(共著で、私の執筆担当箇所は、優秀な石垣美帆弁護士と協力しながら作成する予定です。)について触れたいと思っておりましたが、また機会を改めてご報告いたします。