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「子ども・親・男女の法律実務」近日発刊!

 

かねてより、このブログでもお話していました書籍(執筆・共著)の件ですが、いよいよ「子ども・親・男女の法律実務」というタイトルで近日発刊となります!

 

ただ、鋭い方には「近日発刊」という書き方で見透かされてしまったかもしれませんが(汗)、11月12日現在、具体的な発刊日をご報告するためには、もう少し、ほんの少しだけ、お時間をいただきたいという状況となっています。

 

先日、最高裁判所が養育費の算定方法について新基準を提示するといった発表もありましたが、そういったところまでできる限りフォローアップしたいという思いなどもあり(ただし、12月23日の発表予定日までは待てませんので、残念ながら、この件については概要の指摘に止まると思いますが。)、最後の最後まで妥協のない調整が繰り返されており、当初の発刊予定であった11月中というのはどうやら難しくなってしまいました。

 

とはいえ、発刊ギリギリまで情報を収集し、校正をし直し、少しでもいい本を作りたいという、執筆者、編集者、出版社の方々の熱い思いがこの本には詰まっており、それは、460ページを超すボリュームにも表れていると思いますので、どうぞご期待いただきながら、今しばらくお待ちいただければ幸いです。

 

私自身は第3編「子どもに関する問題」の中の「学校における体罰」という部分を担当しているのですが、第1編では「夫婦、親子に関する問題」、そして、第2編では本書の要である「戸籍に関する問題-無戸籍-」というテーマで編集されています。

 

無戸籍の問題は、まだまだ議論の進んでいない分野でもあり、類書が少ないと思われますから、弁護士、地方公共団体やその他の公共機関の職員の方、学生さん、そして、この問題に関心のあるすべての方に手に取っていただければ、きっとお役に立てるのではないかと考えています。

 

そして、本書の特徴としてましては、無戸籍問題を始めとした「子ども」「親」「男女」に関わる法律問題等について、幅広くその実務的な解決策を提示するだけでなく、可能な限り、必要な書式や参考事例等も盛り込んでいます。実務家が具体的な事案(問題)に直面した際の指南書の役割を果たすことができましたら、執筆者としましては、これ以上の幸せはありません。

  

なお、この本の編集者代表は高取由弥子弁護士なのですが、同弁護士は無戸籍問題を始めとした「子ども・親・男女」の法律問題に関するエキスパートです。また、私自身のことはさておくとしまして、この本の執筆を担当している各弁護士も、皆さんこの分野のスペシャリスト揃いです。そのため、この本は通り一遍の内容に止まることなく、理論的にも、実務的にも、さらに一歩深堀りされた内容に仕上がっていると感じています。

 

発刊した際には、ぜひ一度お目通しいただければ幸いです。