· 

貴重なご講演を拝聴しました。

 

こんにちは。

 

すっかり夏が終わってしまいました。

この頃は、あまり「秋」の期間が長くはなく、夏からすぐ「冬」になってしまう印象があります。この数日もグっと気温が低くなり、冬の足音が聞こえてきました。

季節の変わり目ですので、皆さま、体調など崩されませんようにご自愛くださいませ。

 

さて、本日の宇宙法研究部会ですが、宇宙法分野の大家でいらっしゃる小塚荘一郎先生のご講演を拝聴する機会をいただきました。

 

小塚先生は、現在、学習院大学法学部の教授でいらっしゃるのですが、商法・会社法とともに宇宙法をご専門にしておられる先生です。また、小塚先生が最初に書かれた論文はフランチャイズ契約に関するものだったとのことですが、私自身、弁護士として多くのフランチャイズ問題に取り組んできたこともあり、その意味でも(勝手にですが)親近感を抱かせていただいております。

 

そのことはさて措き、小塚先生のご著書には「宇宙ビジネスのための宇宙法入門」があり、私も同書を拝読して勉強させていただいております。そして、近時、「世界の宇宙ビジネス法」というご著書を商事法務社からご出版されており、宇宙法にかかわる者にとって、小塚先生のご著書はバイブルといっても過言ではありません。

 

私があえて言葉にするまでもありませんが、小塚先生は、宇宙法の分野では知らない人のいない偉大な先生なのです。本日は、その小塚先生に宇宙法研究部会の「部会内講演」にご登壇いただいたということになります(Web会議システムを利用して行われました。)。

 

小塚先生のご講演は、「宇宙法の現在地」というタイトルで行われましたが、「宇宙法」という法分野の理論や理念等を抽象的に解説されたものではなく、「宇宙法」と「ビジネス」の関わりの中で考察される、宇宙活動の公益性や我が国における宇宙法の現状、あるいは、宇宙法務への今後の期待等について、具体的・実践的な視点から解説をしていただきました。

 

小塚先生のご講演は、極めて現実的な見地から宇宙法を捉えられたものでしたので、小塚先生のご著書と同じように、本日のご講演でも大変勉強をさせていただきました。

 

 

なお、「部会内講演」は、宇宙法研究部会員限定で参加できる講演となっております。宇宙法研究部会に所属しているからこそ、本日のような貴重な機会を与えていただけるということになりますが、これも「役得」ということになりましょう(笑)。

 

 

小塚先生、本日は大変貴重なお話を聴かせていただきまして、どうもありがとうございました。