· 

宇宙法シンポジウムは大成功でした。

 

ご無沙汰しております。

すっかり真夏になって参りました(汗)。日々猛暑が続いておりますが、皆さま体調など崩されていないでしょうか。

 

さて、本日は宇宙法研究部会の開催日だったのですが、部会員の先生方による恒例の調査報告の前に、5月27日に行われました宇宙法シンポジウムが大成功に終わったという報告がありました。

 

ご案内のとおり、宇宙法シンポジウムは、我が第一東京弁護士会の創立100周年記念行事の一環として行われたわけですが、第一東京弁護士会の会員だけではなく、その他の弁護士会所属の弁護士、さらには法学や工学等の分野をご研究されている学者の先生方、宇宙ビジネスにゆかりのある企業の代表者やご担当者の皆さま、その他の分野からも多くの皆さまにご興味をもっていただきまして、当日は161名の方にご出席をいただきました。

 

宇宙法シンポジウムが大成功に終わりましたのは、ご登壇いただきました先生方やスタッフの皆さんのご尽力はもちろんのことですが、上記のとおり、とても多くの皆さまにご参加いただきましたことによるものだと思います。

 

改めまして、宇宙法シンポジウムにご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

 

 

話を本日の部会に戻します。

 

宇宙法シンポジウムに関する議題が終わったあとは、通常どおり、担当の先生方から調査報告がなされました。

 

まず、最初は「宇宙ビジネスと倒産」という観点からの報告でした。宇宙ビジネスも「ビジネス」である以上、残念ながら、倒産の恐れが全くないとは言えないわけですが、宇宙ビジネス自体、まだまだ歴史の浅い分野であることもあり、「宇宙ビジネスと倒産」をテーマとした情報は、あまり多くは発信されていないようです。そのため、ご担当の先生は、あえてこの分野の調査を行い、発表をしてくださったとのことでした。

 

 

また、本日2人目の報告のテーマは「人工衛星と中古市場について」というものでした。人工衛星は基本的に修理ができないという前提があるため、そのことを踏まえて、もともとバッファーを持たせて設計・製造されているとのことです。そのような事情から、人工衛星は結果的に本来の想定よりも長期間運用できることも多々あるようで、この点において、中古市場が成立する可能性が見い出されるのではないか、といった見方などもお聞かせいただきました。

 

本日の宇宙法研究部会も、ご担当の先生方に充実した調査報告を行っていただき、学びの多い時間となりました。