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あっという間の1カ月半

 

令和6年が始まりまして、あっという間に1か月半が経ってしまいました。

「つい先日新年のご挨拶をしたのに・・・」などと、毎年同じことを言っている自分に気がつきますが(苦笑)、あっという間に時が過ぎていくということは、それだけ集中して毎日を過ごしているからだと前向きに捉え、今年も突き進んで行きたいと思います。

 

本年も、当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、本日の宇宙法研究部会ですが、宇宙空間における通信事業にまつわる話題と、2024年に予定されている世界各国の宇宙開発事業について、若手部会員の先生方から調査報告が行われました。

近時、宇宙ビジネスには様々な業種の企業が参入しています。そして、通信事業者も、当然のことですが、その一角に名を連ねています。人工衛星を使った通信システムは、今や私たちの生活にとって、なくてはならないインフラとなっています。


この人工衛星を利用した通信システムは、遠くない将来、月面基地局を経由した通信システムに進化していくことも検討されているようです。既存の通信システムだけでは、いずれ通信容量が限界を迎える見通しであり、来るべき時に備えて、月面を経由した新たな通信手段を考える必要があるのですね。


「月」と言いますと、つい先日のことですが、我が日本の誇る小型月着陸実証機“SLIM”が、見事月面に着陸したという嬉しいニュースが飛び込んできました。


これまで我が国よりも先に無人探査機が月面に降り立った国は、旧ソビエト連邦、アメリカ合衆国、中国の3か国だけでしたので、今回、“SLIM”の月面着陸が成功したことで、我が国は歴史上4番目の国ということになりました。


もっとも、“SLIM”の着陸は、上記の3か国でも成し得なかった、狙ったところに着陸するという快挙を成し遂げましたので、本当に日本の技術者の皆さんは素晴らしいと、改めて感動している次第です。


ちなみに、狙ったところに着陸することがどうして難しいのか、そして、どうしてそういったことが必要なのか、ということについては重要な理由があります。しかし、私がここでご説明をするよりも、専門家の方の記述を読んでいただいた方が正確だと思いますので、このブログでは割愛致します。ご興味がおありの方は是非とも調べてみてください。


話が少し逸れましたが、2024年における各国の宇宙開発事業は、上記のとおり、まず我が国日本の歴史的な第一歩から始まり、今後、アメリカのアクシオムスペース社やボーイング社等が提供する有人輸送等のサービス、我が国を含めた各国の新型ロケットの打ち上げ、月面の更なる探査等、スケジュールは目白押しになっているようです。


宇宙法研究部会では、今年も宇宙事業・宇宙開発に関するタイムリーな情報の共有と、それらに付随する法的問題等の議論を中心に研鑽を深めていくこととなります。そして、このブログでは、これまでと同様、我々の活動がどのようなものであるのかを、できるだけ皆さまに伝わりやすいようにご説明させていただきます。

本年も、当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。