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新年度が始まりました。

すっかり春らしくなりましたが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

我が宇宙法研究部会も新年度を迎えました。

前回のこのブログでご紹介しましたように、今回からは新体制での開催です。

 

といいましても、部会の構成が大きく変化したということではなく、本日の宇宙法研究部会もこれまでと同様、部会員による2件の調査報告が行われました。

 

1件目の報告では宇宙飛行士の死亡事故例が取り上げられました。

宇宙飛行の歴史では、アメリカ合衆国とロシア(ソ連)の2か国の活躍が目立っていますが、その背景には、両国の宇宙飛行士たちの尊い犠牲があったことを思い出しました。

 

宇宙飛行は一旦事故が起こりますと命の危険に直結しますので、今回の報告はとても悲しい気持ちで拝聴しました。しかし、これが現実です。

 

我々は、近時、身近なところではGPS等の宇宙技術の恩恵を受けて便利な生活を送ることができています。ただ、そのような利便性を享受できるのも、関係者の犠牲や努力のもとに成り立っていることを再認識し、これまで以上に感謝して利用させていただこうと思いました。

 

そして、2件目の報告は、宇宙探査の時代における、日本の宇宙法制度の整備といったテーマでした。報告を担当された先生が、過去に国際会議で発表された内容を簡潔にしてお話し頂きました。

 

この国際会議では、さまざまな事項に関するガイドラインの策定について議論されたようです。これについて、我が国では国際ルールを遵守する姿勢が強いことを含め、我が国の宇宙法制度への取り組み等を各国に伝えてきたようでした。

 

宇宙法研究部会の会員の先生方には、国際的な舞台で活躍されている先生方が多く所属しております。彼らの知見が部会でフィードバックされますので、宇宙法研究部会員にはとても貴重な情報源となっています。

 

 

先にも触れましたとおり、本日から新体制での宇宙法研究部会でした。

今後、新体制の“新しい色”が出て来ると思いますが、その時にはこのブログでご報告をさせて頂く予定です。

 

今年度も、どうぞよろしくお願いいたします。