埼玉県和光市に「最高裁判所 司法研修所」という教育機関があります。
我々弁護士と、裁判官、検察官の法曹三者は、司法試験に合格した後、この司法研修所で司法修習とよばれる研修を受けることになります。
正確に言いますと、我々が司法試験に合格した当時は、
・前期修習(司法権研修所での座学)3か月
・実務修習(弁護士、民事裁判官、刑事裁判官、検察官をそれぞれ3か月ずつ。)
・後期修習(司法権研修所での座学)を3か月
の合計1年6か月間、「司法修習生」という立場で研修を受け、最後に「2回試験」とよばれる国家試験に合格して初めて弁護士、裁判官、検察官になることができました(現在は司法修習の内容が変わっています。)。
今夜は、私が尊敬してやまない民事裁判教官と、司法研修所時代の仲間2人(1人は弁護士、1人は裁判官)に、私を加えた4人でお酒を飲むこととなり、とても楽しい時間を過ごすことができました。
私が信奉している教官は、裁判官の中でも最高レベルの方なのですが、その穏やかで誠実なお人柄、周りに対するお心遣いなどを拝見するにつけ、凄い人っていうのはどこまで凄いんだろう?と、心の底から尊敬しています。
私も、約半世紀近く生きてきましたので、その間には多くの素晴らしい方々と巡り合ってきましたが、教官の存在は、間違いなく私が目指すべき人生の方向性を示してくださっています。
考えてみれば、今日のメンバーは、司法研修所でたまたま出会ったというだけの関係なのですが、長い年月を過ぎてもその関係は続いており、自分の人生や気持ちを豊かにしてくれる、欠くことのできない存在となっています。
いつも思うことですが、恩師や仲間の存在は、本当に大切で有り難いものだと、改めて感じたひと時でした。
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