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宇宙の地図(後編)

 

みなさん、宇宙はどこから始まるかご存知ですか?

 

突然ナンダ?って感じだと思いますが(笑)、実際、宇宙がどこから始まるのか、言い方を変えますと、地球と宇宙の境目はどこにあるのかということについて、私自身、学校で習った記憶がないんですよね(もちろん、授業でやっているはずですので、私がサボっていて記憶がないだけだと思いますが…苦笑)。

 

地表から約100キロメートル上空が“カーマンライン”と呼ばれ、慣習的に宇宙の始まりとされているわけですが、約100キロメートルという距離は、東京から測りますと熱海くらいまでの距離に過ぎません。

 

そう考えると、宇宙って結構近いんだなって感じがします。

 

ちなみに、国際宇宙ステーション(ISS)は地表から約400キロメートル上空にあり、東京からの距離で換算しますと大体大阪くらいということですので、これも全く遠い感じがしません。

 

これに対して、我々にとって最も宇宙を身近に感じられる存在のひとつ、「月」は、地球から約38万キロメートルということですから、上記の「宇宙」とは大分距離があると思います。

 

そして、そんなに遠いところにある「月」に、人類は今から約50年も前に到達しているわけですから、まぁ偉いものだなぁと、改めて感心させられます。

 

 

さて、話をブログテーマの方に軌道修正します。

 

先日のブログで書きましたとおり、私は、前回の「第一東京弁護士会 総合法律研究所 宇宙法研究部会」で、「宇宙の地図」というタイトルの発表を行いました。

 

その内容は、宇宙の始まりはどこからか?といった基本的事項に始まり、「宇宙」と一口に言っても、地球からの距離に応じて存在するものや環境が異なるわけですから、その内容を、図表などを用いて発表したわけです。

 

図表などを用いた理由は、宇宙空間の物理的な位置関係をひと目で把握できるようにした方が理解に資すると考えたからであり、それをある種の「地図」として説明を行ったのでした。

 

このような整理は、宇宙ビジネスやそこに発生するであろう法的問題を考える上で、大前提となる宇宙空間の位置関係等を物理的に確認するものであり、部会員のみなさんにとって、少しでもお役に立てればいいなとの思いで行いました。

 

部会長の高取弁護士から、発表担当に突然指名された時にはどうなることかと焦りましたが、水島弁護士からもアドバイスをもらって準備を進められましたので、とんでもない大失態にはならなかったはずです(笑)。

 

発表のための資料を作成する段階では、自分自身、様々な知識や情報を得ることができましたし、曖昧であった知識を明確にすることもできましたので、とても有意義な準備作業となりました。

 

こういう機会は、自分自身の実力を間違いなく向上させてくれると思いますので、今回、発表担当に指名してもらえたことにはとても感謝しています。

 

つい数か月前までは、自分が宇宙法や宇宙ビジネスに関わるなどといったことは全く考えていませんでしたが、ある日、何気なくランチを食べに行った店で高取弁護士と偶然再会したことで、今の状況が生まれています。

 

人の「縁」や「運」は本当に不思議なものです。

 

不思議であるからこそ、「有り難い」といえるのでしょう。

 

この繋がりを大切にしつつ、これからも宇宙法部会の一員としての活動を続けて行きたいと考えています。

 

なお、部会活動の一環としまして、近々宇宙法に関する本(共著)が出版される予定なのですが、私もその一部を担当させていただくことになっています(このブログは、執筆作業の合間に書いています。 )。

 

私の執筆部分を含めて、この本に関するお話は、また日を改めてお伝えする予定です。

 

 

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