裁判の終わり方

 

今日は、約1年半にわたって闘ってきましたある事件が和解によって終結しました。

 

裁判の終わり方といいますと、一般的には「判決」のイメージが強いかもしれませんが、裁判で判決が出されるケースは比較的少なく、実際には「和解」で終わることの方が多いといえます。

 

和解は、当事者双方がそれぞれ譲歩し合って折合いをつけ、事件(問題)を解決するものですから、お互いに「100%満足のいく解決」ということにはならないでしょう。

 

それでも、お互いに全く譲歩をせずに判決まで行ってしまうと、負けた方の当事者には強烈な不満が残りますから、高等裁判所に控訴され、裁判が続いていく可能性が残ります。

 

さらに、その後も最高裁判所に上告されることになりましたら、結局、2~3年では問題が解決しないかもしれません。

 

つまり、お互いに譲歩をし合って和解によって裁判を終わらせるのは、問題の早期解決というメリットがあるわけです(和解のメリットは他にもありますが、早期解決はその一つということです。)。

 

今日終結した裁判は、個人が組織に挑む苦しい闘いでしたが、我々弁護士は「用心棒」として、依頼者のために全力で立ち向かっていき、毎回のように100頁近い準備書面を提出しながら主張・立証を尽くしました。

 

そういった闘いを経て和解協議を行いましたので、相手方の一方的な言い分に振り回されるような、依頼者にとって不利な和解内容にはなりませんでした。

 

とはいえ、和解は和解ですから、依頼者にも譲歩をしていただいた部分はあるわけですし、100%満足のいく内容ではなかったかもしれません。

 

ただ、裁判終了後に話をしていた時の依頼者の柔和な表情をみて、弁護士として最低限の仕事はできたかなと、少しホッとしながら裁判所を後にすることができました。

 

 

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