先日、新宿区に所在する税務・会計事務所のアオバパートナーズ様よりご依頼をいただきまして、パワハラ問題の所内研修会に講師として参加させていただきました。
同事務所は、「『経営者の方々を支援したい』という志を同じくする税理士が、共同で事務所を運営しております。」(同所HPより引用)ということで、4名の税理士の先生方がそれぞれのご専門分野や強みを活かし、相互に補完し合うことで相乗効果を発揮して運営されています。
私は、ご縁があって、同事務所の先生方とは、以前より法律相談をお受けし、反対に税務相談をお願いするといった形でお付合いをさせていただいておりますが、そのような流れの中で今回のお話をいただきました。研修会には税理士の先生方のほか、事務所スタッフの皆さまにもご参加いただきました。
中小企業の支援を中心に活動されている事務所様ですので、日々多くの経営者から様々な相談をされることがあると思います。その中には、近時社会的な問題としても注目されているパワハラの問題も含まれるでしょう。今回の研修会では、そのようなときにも適切に対応できるようにと思い、お話をさせていただきました。
ただ、パワハラ問題というのは、その線引きを厳格にすることが容易ではないという根本的な問題があります。「適切な指導」と「パワハラ」の境目に曖昧な部分があることは否定できず、パワハラとして禁止すべき事項が一義的に定まらないところにこの問題の本質が存在しているように思います。パワハラは禁じられなければならないという思いは社会の共通認識ではありますが、具体的な禁止事項をどのように設定したらいいのかということについては、まだまだ議論が成熟しているとはいえません。
そのような中、アオバパートナーズ様は、少しでも良い職場環境、良いアドバイスの提供を目指して今回のような研修会を企画されており、事務所を経営されている先生方のお人柄や事務所としてのスタンスが改めて伝わってくる機会でした。
今後も、パワハラを含めたハラスメント問題について、私自身、研鑽を積んでいくことは当然ですが、職場・会社内の研修、地方公共団体やカルチャースクール主催の講演会等での講師として活動は続けていくつもりです。ご要望がございましたら、遠慮なくご連絡をいただければと思います。
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