もう1週間ほど過ぎてしまいましたが、先日行われました宇宙法研究部会について触れたいと思います。
今回も3名の先生方から、宇宙に関する調査報告が行われました。
まず1人目の先生は、「宇宙の誕生」そのものについての考察を発表されました。宇宙はもともと何もないところから発生したという説が有力なようですが、そもそも何もないところから何かが発生する???ということが、凡人の私にはすんなり理解し難く、しかし、逆説的にいいますと“???”が多いところが宇宙の魅力なんだよなぁと、改めて認識した次第です。
2人目の先生はテーマがガラリと変わりまして、JAXAが開発した日本の宇宙実験棟「きぼう」について、その商用利用に焦点を当てたご説明をされました。
「きぼう」は、国際宇宙ステーション(ISS)の一部ということで、その中では様々実験が行われているのですが、商用での利用もなされており、近時は、宇宙から撮った地球の4K動画の販売も行われているそうです。
私自身は、その動画をまだ見たことはないのですが、普段、YouTubeなどで海や川、森林など自然の動画を流して気分転換していたりしますので、宇宙から見た地球の動画もきっと大好きだろうなと、ワクワクした気持ちで発表に聴き入っていました。
そして、3人目、メインの発表をされた先生は、「インドにおける宇宙開発」を取り上げていらっしゃいました。この発表はインド駐在から帰国した会員の先生が担当されたのですが、日本国内にどっぷり根を下ろして仕事をしている私にとっては(苦笑)、インドに駐在されていた先生からお聴きするリアルタイムのインド社会のお話だけでもとても興味深いものでした。
とはいえ、調査報告の要点はそこではなく、インドにおける宇宙開発の特徴や宇宙政策に関するものでした。インドの技術力は世界第6位とのことで、政治や経済だけでなく、宇宙開発の分野においても存在感を発揮してきているのだなぁということがわかりました。日本は、インドとの間で良い関係を築いてきておりますが、宇宙開発の分野でも2016年11月には「JAXAとISROの宇宙分野の協力促進に関する覚書」が締結され、また、2017年12月には「JAXAとISROの月極域探査の検討に関する実施取決め」が締結されました。両国は、今後、宇宙開発の分野においても協力し合っていけると思いますので、ますます良い関係を深めていけたらいいですね。
ところで。
以前よりこのブログでも触れておりました宇宙法に関する本(宇宙法部会員による共著)が、もうじき出版されます!タイトルは、「これだけは知っておきたい!弁護士による宇宙ビジネスガイド~New Spaceの潮流と変わりゆく法~」です。
私も、ほんの少しだけ執筆している部分がありますので、出版されましたら、ぜひご覧ください!詳細につきましては、後日改めてご報告致します。
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